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りんごかもしれない(ヨシタケシンスケ)


息子の四歳の誕生日に、母(祖母)から絵本のプレゼントがありました。

2013年の、「MOE 絵本屋さん大賞」第1位を受賞した、「りんごかもしれない」です。

絵本でこんなに笑うのは久しぶり、というくらい息子が気に入ったのでご紹介します。

りんごかもしれない

りんごかもしれない

あるひ がっこうから かえってくると・・・・・・

テーブルの うえに りんごが おいてあった。

・・・・・・でも・・・・・・もしかしたら

これは りんごじゃないかもしれない。

そして主人公の男の子は、いろいろな想像をめぐらせます。

「もしかしたら おおきな サクランボの いちぶかもしれない。」

「なかには メカが ぎっしりなのかもしれない。」

「じつは なにかの タマゴかもしれない。」

・・・。

子どもを育てていると、その連想の豊かさに毎日驚かされます。

腰回りくらいの輪っかを見つけたら、「変身ベルト」。

うまく着ることができなかった長袖のTシャツは、「マント」。

布団のかげには、いつもおばけがかくれていて、掃除機には長いしっぽがついています。

 知識がつく前のほうが、この「見立てる」力は光輝いているように思います。

でも、わたしたち大人も、ひとつのものを「じーっと」見ていると、「あれ??これって本当はなんだったんだっけ?」と変な気分になることがありますよね。

この絵本は、そんな不思議な感覚を思い出させてくれます。

ただ、べつに小難しい絵本ではありません。息子がゲラゲラ笑うのも、言葉づかいだったり、絵の表情だったり。

「りんごが『おみとおし』ってなんだよ!!」

「『すっごい すっぱいかもしれない』って!!」

この絵本に限りませんが、子どもが気にいる箇所は、大人には想像もつきません。

なにかパワーがあるんでしょうね。気に入った同じページを何度も何度も繰りかえし「読んで!」、とせがまれます。

四歳くらい〜小学生のお子さんにもおすすめです。