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あかちゃんの心肺蘇生法(その3:実習)


AED

あかちゃんの心肺蘇生法(その2:なぜ必要か)の続きです。

心肺蘇生法を一般のパパママでも知っておく必要がある、ということが納得できたところで、実習の時間になりました。

実習は、DVDを観ながら練習できるセルフトレーニングキットを使用。基本的に、乳児も幼児も大人も、心肺蘇生法の流れは同じです。

今回習った大まかな流れを書いてみます。細かい部分のニュアンスが伝わりにくいと思うので ぜひ、映像をみたり実習を受けてみてください。

また、講習によって少し方法が異なることもあるようです。(消防庁や、日本赤十字社では、「幼児安全法」などで講習を実施しています。)

 

【様子がおかしい】

1)声をかけながら足の裏をたたく 「○○ちゃん!○○ちゃん!」

【反応なしの場合】

 2)119番を呼ぶ、AEDが近くにあるようであれば、AEDを持ってきてもらう。

この時、周りに人がいる場合は、誰に何をやってほしいのか、具体的に指示する。これが大切です。

指を差し、「あなた、救急車を呼んでください」「あなた、AEDを持ってきてください」と伝えます。

これは以前、消防署に依頼をして、ママグループで講習を受けたときにも言われたことです(記事)

混乱した場では、具体的に行動指示がないと、誰も動けないことが多いそうです。

3)胸とお腹をみる

ポイントは「呼吸をしているかどうか」。 脈があるかどうか、の判断は素人には難しいのでおこなう必要はないとのことです。

【息をしていない場合】

4)心肺蘇生法開始

A:胸骨圧迫(心臓マッサージ)を30回 + B:人口呼吸を2回

このA+Bを、AED到着または救急隊員到着まで繰り返しおこないます。

どちらもおこなうのが理想ですが、どちらか一方ということなら胸骨圧迫を必ず行うとのことでした。

<A:胸骨圧迫>

乳児の場合は、指2本を使います。 乳頭を結んだ線上よりやや低い位置を「強く・速く・絶え間なく」圧迫します。 圧迫の深さは胸の1/3が沈む程度。

1/3というのは、こんなに?と思うくらい深いので、強く押す必要があります。

乳児の場合は一分間に100~120回。大人に比べてペースも早いです。 

<B:人工呼吸>

額をおさえ、顎をささえ、気道確保をします。 この時、気道を邪魔しないように首には触れないように注意します。

鼻と口をしっかり覆って、息を吹き込みます。 胸があがるのを確認。そして胸がもとに戻るのも確認して2回おこないます。

もし、原因が気道異物窒息(何か詰まっている)場合は?

乳児をかかえたまま、うつ伏せにして肩甲骨の間を5回たたく(頭は少しさげた状態)。

それでも出てこない場合は、 乳児をかかえたまま、仰向けで胸骨圧迫と同じように5回圧迫します(頭は少しさげた状態)。

これを「異物が取れるまで」または「反応がなくなるまで」おこないます。 反応がなくなった場合は急ぎ、心肺蘇生にうつります。

※日本医師会のホームページに、わかりやすい図示がありました。救急蘇生法はこども版は近日公開だそうです。 胸部圧迫が少し違いますが、流れは同じです。

→異物除去法 

→救急蘇生法

参考: AEDとは?

自動体外式除細動器と呼ばれ、 最近はショッピングセンターなどにも置かれていることが多いです。 小型の器械で、電極のついたパッドから自動的に心臓の状態を判断して、 電気ショックを与えるうなど、機械が指示してくれるものです。