楽な言葉をリセット


息子はよくしゃべります。
常にしゃべっているといっても過言ではありません。

最近は語彙も増えてきて、そんな言葉いつ覚えたの?
というような言い回しをすることも。

これはどう思う?
と聞くと、一生懸命自分の中にある単語を組み合わせて答える姿も見られるようになりました。

先日、とても気持ちのいい朝。
自転車に乗り風を切って走っていると
「○○○だねぇ〜!」と言いました。
続いて、「葉っぱも○○○だね〜」「お花も○○○だね〜」

○○○、、は、「すごく気持ちがいい」という意味の、普通は使わない造語でした。
それを聞いたとき私は、息子が感じたことを素直に伝えた言葉の力というかキラメキのようなものに感動して
わ!すごくいい言葉だ!!と思いました。

でも、私が「そうだね〜 いい気持ちだね〜」と話すと、
息子も「いい気持ちだね〜」と言い、もう「○○○」とは言わなくなりました。

○○○の言葉、もったいぶって書かないわけではなく、
実は本当に思い出せないのです。
息子に、さっきなんて言ったっけ?と言っても思い出せない様子。

語彙が増えていくことはうれしいこと。
でも、いわゆる「普通の大人の言葉」を使いこなす前に、
自分で感じた自分だけの言葉を使う、という時期もいいなぁと思いました。

言葉で表現する術を持たないときに、幼児は季節や気持ちをどう感じて考えているのでしょうね。
私にもあったはずの時期ですが、まったく思い出せません。

言葉に慣れてしまうと、感動を言葉ありきで「すごい」「きれい」「素敵」と、言葉にあてはめてしまいがち。
子どもを見ていると、長年の間に染み付いていた「楽な言葉」を一旦リセットして、
まっさらな自分からでてくる表現を大切にせねば、と考えさせられます。