シャッター


東京では桜が週末満開となりましたが、
もう散り始めています。

残念な気もしますが、この桜のシャワーがまた幸せを感じさせてくれます。
と同時に、散っていく桜の中にいると、涙がでてきそうになります。
桜に心をゆさぶられっぱなしの日々です。

私が小さいころの桜の時期と一番違うことは、
みんなが桜に向かって、カメラや携帯電話を向けていることです。

当時はフィルム式で現像するカメラしかない時代だから、
そんなに気軽にはとれなかったですよね。

シャッターをきる姿をみると、みんなこの写真をどうするのかな?と興味がわきます。
自分の思い出にするのかな?だれかにみせるのかな?
ブログやfacebookに投稿するのかな?

意外と撮るだけとって見返さない人もいるかもしれませんね(笑)
見逃したくないこの瞬間を、カメラにおさめるという行為をすることによって、
記憶にとどめたという印にしているのかもしれません。

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幼稚園や保育園の行事では、「カメラ・ビデオ撮影禁止」
というところもあるのではないでしょうか。

個人情報の保護の関係の意味合いもあるでしょうが、
園側としては「記録ではなく、ご自分の目でしっかり記憶にのこしてください」
という意味合いも強いと思います。

あとで本人にみせてあげたいなぁ、とか
くることができなかったおじいちゃんおばあちゃんにみせたいな、とか
色々想いはあるでしょう。

私も許可があれば、何枚か撮ると思います。
でも、その場合でも、運動会の間中ずっとファインダーをのぞくのではなく、
ある程度とったらちょっとファインダーから目をはずして
意識してじっくり我が子をみつめることで、心のほうにしっかり刻まれると思います。

ちなみに、今の息子の園では先生が代表でとってくださった写真を
後で実費販売してくださいます。
これがまたなかなかいいんです。普段親にはみせない”素”の表情で
彼なりの世界を生きていることを感じられます。