わたしのワンピース:西巻茅子


わたしのワンピース

わたしのワンピース

空からふわふわ落ちてきた真っ白な「きれ」で、
うさぎさんがミシンカタカタ、ワンピースをつくりました。

そのワンピースでお散歩をすると、
ワンピースの柄模様がいつのまにか変わっていく。

お花になったり、鳥になったり・・・
空をとんでいると、今度は虹になったり、お星様になったり。

塗り絵を楽しむように、
どんどん白いワンピースがかわっていきます。

ラララン、ロロロン、というリズミカルな歌もとてもかわいい。
2歳ごろからの女の子に特におすすめです。

+++

この本は、1969年に発売されたもの。

わたしが子どもの頃にはすでにベストセラーだったこの本。

発売当時はオリジナルの絵本(絵も文も本人が書く)
というのがあまりない時代。
児童文学に挿絵を入れるということが多かったようなのです。

そんな中、絵そのものを楽しめる本がつくりたい、と
たくさん絵を描いて生まれたのがこの本だそうです。

真っ白なきれだからこそ、どんな色にもどんな模様にも変わっていく。
真っ白、まっさらだからこそ何でもできる。
そんな可能性を感じる1冊でもあります。