よく考えられた家


「Considered home」という言葉があります。
日本語に訳すと、「よく考えられた家」とか「熟考された家」とか、
そんな感じでしょうか。

単に建物だけの話ではなく、
生活の隅々まで気配りされているような、
そんな暮らしぶりに対して用いられるようです。

抽象的ではありますが、とても気に入っている言葉です。
「どうすれば理想の暮らしに近づけるだろう」
これだとちょっと大げさかな、なんて思ってしまうのですが、
「Considered homeにしていきたいなあ」にすると、
もう少し地に足がついた感じというか。

あくまで個人的な感覚ですが。

部屋が荒れがちになるときや、
生活がなんだか落ち着かないなと感じるときは、
この言葉を思い出し、冷静に周りを見てみるようにしています。

モノが増えすぎていないか。
収納場所は決まっているか。
色が不足している、あるいは多すぎないか。

間に合わせで用意したはずが、
いつのまにかそこに居座っているものはないか。

そんなことをとりとめもなく考えているうちに、
ふとアイデアが出ることがあります。

それはそれは小さな思いつきばかり。

それこそ「そのゴミ箱をちょっとだけいいものにしてみよう」
そんな程度のものです。

でも、そういうちょっとしたひらめきを
大切にしているかどうかで、
生活の潤いがずいぶん違ったものになるような気がします。

歳を重ねるごとにそう思うようになりました。

毎日出会うひとつひとつ。
それをじっくり考え、ていねいに扱っていくこと。

それが幸せに暮らすことなのかな、と感じています。