優しい勘違い


笑う門には福来る、ということわざがありますが、
この門(かど)とは「家族」の意味があるそうです。

そうか、家の「角(かど)」ではないんだ。。。
笑っていると、電信柱の陰から、福の神がそっと顔をのぞかせている。
はずかしながら、ずっとそんなイメージを持っていました。

そういえば先日読んだ雑誌で、たしか渡辺 満里奈さんだったと思いますが、
「くるみボタン」の「くるみ」をずっと胡桃のことだと勘違いしていた、
とおっしゃっていました。

本当は、「包みボタン」なのですが、
実は私もずっと「胡桃ボタン」だと思っていたんです。
木の実のような手触りのボタンのことを「くるみボタン」というのだと、、、。

そんな話を夫にしていたら、彼は小学校にあがるくらいまで、
ずっと狸(たぬき)をたのき(田の木)だと思っていたそうです。

夫の祖父母宅は長野の山中で、夜、よくたぬきが畑を荒らしに出没します。
子どものころ、おじいさんやおばあさんが「また狸が出たよ」と言うたびに、
田んぼの中ににょきにょきと木が生える姿を思い浮かべていたんですって。

電信柱から顔をのぞかせる福の神。
木の実のようなボタン。
田んぼの中に生える木。

どれもたわいのない想像ですが、なんだかいいなあと思います。
こういう小さな、優しい勘違いが、子どもにとってはとても重要。
自分だけの個性を伸ばすのに大切な要素、そう思います。