赤ちゃんの皮膚のかゆみ。悪化サイクルに陥らないために。


我が家の8ヶ月児。5月になって顔がかゆそう。

不快を言葉にできない赤ちゃん。

かゆがる姿を見ていると、なんとかしてあげたいと焦ります。

外に出ると悪化するかゆみ

長時間外にいると、よりかゆそうな様子。

症状は顔だけ。

雨がふると調子が良さそう。

皮膚科のお医者さまからは、おそらく花粉による刺激だろうと言われています。

赤ちゃんでも、花粉症

以前に、花粉で乳児湿疹が悪化すると書いたことがあります。

スギ花粉が落ち着き一般的には花粉症のピークが過ぎた今も、ヒノキ・ブタクサなどの花粉が多い時期。

上2人お兄ちゃんの末っ子は、いやおうなし公園に連れ出されるので仕方ないといえば仕方ないのですが…。

花粉の予防に保湿剤

悪化させない方法は、保湿をしっかりすること。

出かける前は保湿剤をテカテカになるくらいたっぷり塗る。

帰ったら即シャワー。そしてまた保湿。

このサイクルでなんとかしのいでいます。

乳幼児期に悪循環を防ぐことの大切さ

かゆがる姿を見ていると気になるのは、アトピー性皮膚炎のこと。

以前、アトピー性皮膚炎を保湿で予防するという記事も書きました。

続報として、2016年12月に理科学研究所の発表がありましたのでご紹介します。

アトピー性皮膚炎のメカニズムを、発症を起こすが元に戻りうる“可逆的なスイッチ1”と元に戻らない“非可逆的なスイッチ2”の二重スイッチで表現しています。具体的には、アトピー性皮膚炎の進行には①炎症を発症させるスイッチ1と2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)[3]が活性化し症状を悪化させるスイッチ2が関わっていること、②スイッチ1が頻繁にオンになると、スイッチ2がオンになると表現しました。

(中略)

保湿剤を皮膚に塗った乳児はアトピー性皮膚炎を発症しにくいことが臨床試験により示されています。今回の解析によって、①保湿剤を使うことで皮膚バリアを強化し、症状悪化のサイクルを止めることが効果的な予防法であること、②この予防法が遺伝的要因の有無に関わらず全ての患者に効果的であることが分かりました。

(理科学研究所 研究結果プレスリリースより。全文はこちら →アトピー性皮膚炎の発症・悪化・予防に関わる二重スイッチ
-数理モデルを用いて各患者に適した治療法の開発に貢献-

かゆがることがあっても、早い段階で皮膚バリア力を高めることでアトピー性皮膚炎の発症を抑えることができる。

逆に言うと、初期段階で抑えられないことが頻繁に続くと、アトピー性皮膚炎を発症しやすくなるということです。

どんな子供にも、効果的

アトピー性皮膚炎は、遺伝・環境どちらかだけの問題ではなく、いろんな要因が複雑に絡み合って発症すると言われています。

だから、発症のしやすさは子供によって様々。

ケアしなくてもお肌がつるつるの子もいれば、ケアをしっかりしていても発症しやすい子もいる。

ただ、この研究結果では、悪化する前に保湿をして皮膚バリアを高めることが、どの子供にとっても効果的ということを裏付けました。

遺伝的要素は変えられなくても、乳幼児期にしっかりと保湿をすることで、今後の肌の強さが変わってきます。

夏は日焼け・汗などでも刺激を受けやすい時期。

しっかりと守ってあげたいですね。