大人だって子どもだって褒められたい。


[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”夫”]長男の時には、もうちょっと食べるように色々工夫してたよね?にんじん細く切ってひたすら炒めるとかやってたよね。[/speech_bubble]

そう言われて、素直に「そうだね!これからは頑張るよ」と言えなかった私。

こんな気持ちが頭に浮かんでしまいました。

[speech_bubble type=”think” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”私”]わかってるよ。ただ、1人のときと2人のときは違うよ…。ていうか、この時期既に長男は断乳してたけど、この子してないから。じゃあ、それなら言わせてもらうが、あなたも1人目のときはもっと…[/speech_bubble]

私だって、一生懸命やっている。という気持ち。

責められているような気がした。

毎日時間ない中で必死にご飯つくってるのに、なんで責めるの?

そんな思いから、自分を守るために相手への非難の気持ちで頭がいっぱいになってしまいました。

夫からすれば、悪気もないし責めてもいない。

毎日の食事づくりを必死にやってることと、次男の食が伸びない話は別の話。

ましてや一生懸命やっていないなんて思っているわけもない。

気持ちに余裕があれば、私もそう思えるのでしょう。でも、その時の私は弱っていました。

ただ、次男が食べないのは事実。長男の時はもうちょっと手をかけていたのも事実。

自分もわかっていること。でもうまく行っていないことに対して否定の言葉は、一瞬でマイナスな気持ちになってしまいました。

どう言われたらよかったのか

食事は私が担当。

では、自分の担当外のことには何も口出しはできないのか?と夫は言います。

そんなことはないけれど、言い方は変えて欲しいとお願いしました。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”夫”]そうだ。長男の時、にんじん細く切ってひたすら炒めると甘くなるからっていって作ってたよね。長男美味しいってよく食べてたし、あれやってみたらどうかな?[/speech_bubble]

どうでしょう。

笑顔でこう言われたら、「うん!そうだね!じゃあ次の食事でやってみる」…となりそうじゃないですか?

しかも、作った後に「やっぱり美味しいね」と言われたら、次も頑張っちゃいます。単純ですけど。

同じようで、全く違う

同じことを言っているようで、受け取る側からすると全く違う。

前者は、過去の自分と比べて現状にNGを出されている。

後者は、過去の自分が褒められて現状に応援をもらっている。

「やればできるのにどうしてやらないの?」は、一見褒めているようですが、弱っている状況では責められているように感じてしまいます。

うまく行っている時や、元気なときなら叱咤も激励として受け止められるのですが。

この気持ち、きっと子どもだって一緒ですよね。

子どもも注意されることは、自分でもうまくいかないとわかっていること。

そこに否定の言葉を重ねたらやっぱり責められているという思いしか残らず、素直に頑張ろうと思えないでしょう。

 子どもへの言葉がけ、ケーススタディ

ケーススタディというとかっこいい響きですが、自戒を込めて子どもに言いがちな否定フレーズを、応援フレーズに言い換えてみます。

▶姿勢が悪いとき

【言いがち】姿勢悪いよ!(しばらくして)ほらまた姿勢悪くなってる!

【言い直し】背筋伸ばして。うんいいよ。(少しして)姿勢がんばってるね〜。(少しして)さすが!

▶牛乳をこぼしたとき

【言いがち】あーあ。またこぼしたの?ちゃんと前見てないから。

【言い直し】あ、こぼれたね。どうする?そう、ふけばいいよね。綺麗に拭けたね。

小さなステップで、褒めて伸ばす

この言い直しはABA(応用行動分析)という考え方を参考にしています。

できない課題を小さなステップに分けて、できたら褒めることでその行動を強化する。成功したという体験を重ねるというもの。

ABAは、自閉症など発達障害児への療育の方法として広まっています。

発達障害の子は、苦手なこと・できないことで叱られる機会が多く、責められる機会も多い。

そんな時、このABAのを利用した働きかけをすることで、自己肯定感を高めることができる、というものです。

子どもだって、大人だって、褒められたい

夫から言われたことを最初にあげましたが、私も夫に同じようなことを言っているのでしょう。

励ましているつもりでも、相手に余裕がないときには相手を否定する言葉になる時がある。

夫婦も親子もあわせ鏡。なんだか相手の言い方がキツイなと感じたら、自分も同じようになっていないか考えるべきなんでしょうね。

そんな時の振り返りにかなりおすすめの本がこちら。

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子育てハッピーアドバイス

子どもが伸びる気持ちいい言い回しを納得して学べる。押し付けがましくなく、保護者のことも包んでくれる本です。

こちらはよりABAを意識した言葉がけの本。

発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ (健康ライブラリー)

発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ (健康ライブラリー)

「褒め言葉を台無しにする言葉がけとは」「必ず成功体験で終わりにしよう」。など発達障害の有無にかかわらず、参考になるはず。

本のようにうまくいかないこともたくさんあります。

でも、毎日言葉をかわす家族だからこそ、同じことを言うのでも気持ち良い言い方にしたいものです。