出産を経験した人にぜひ知って欲しいこと。快適なカラダづくりは今が肝心です!(後篇)


忙しいママ。まずは2つの「意識」からはじめてみよう

コトノカの読み物。今回は特別編として、女性専門理学療法士・ペリネケアアドバイザーの大林松乃さんに、出産を経験した身体についてのあれこれを伺っています。

前篇(リンク)では、出産が身体に与える影響・年齢と共に出てくるトラブルについてのお話でした。

尿漏れなどは、妊娠中・出産後の現在の悩みのタネという方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

本日の後篇では、現在の身体のトラブルにも・将来の身体のためにも効く、普段の生活に取り入れやすい2つのことを教えていただきました。


姿勢でかわる、ボディーライン

まず気を付けてほしいのが日頃の姿勢。

足を組んだ非対称な姿勢・背中を丸めた姿勢での授乳・背もたれにもたれかかった仙骨座りは今日からNGです。

NG姿勢

これらは背骨や骨盤のゆがみを招くだけではありません。

間違った腹圧で、長期的にじん帯や骨盤底に負荷をかけるので、じん帯を引き伸ばし、臓器の下がりを助長することになりかねません。

椅子に座るときのポイントは2つ。

  • 両方の足の裏が付くように腰かけ、顎を前へ、お尻を後ろに突き出しながら前かがみになる。
  • 一度真っ直ぐに戻ったら今度は顎を引きながら、両手を最大限天井に向かって引き伸ばした後、お腹を凹ませながら一度息を吐き、カラダが真っ直ぐになった感覚を保ちながら両手を降ろします。

姿勢

こうすることで、突き出したお尻の両側真ん中あたりにある坐骨が座面にあたっているのを感じられるはず。

正しい座りの司令塔とも言える坐骨で座ると、姿勢を保つのに大切な筋肉にスイッチが入り、バランスよく筋肉が働きます。

正しい姿勢

また、後ろに倒れがちな骨盤が適度に起きるので、頑張っていた背中の負担がへり、しなやかなボディーラインへとつながります。

深い呼吸で骨盤底筋トレーニング

正しい姿勢がとれたら深い呼吸を意識しましょう。

授乳や抱っこで前かがみが多い産後ママはろっ骨や横隔膜の動きの少ない浅い呼吸になりがち。

浅い呼吸は筋肉が機能的に働くのを妨げるだけでなく、疲れがたまる原因にもなります。

自分で動かせない筋肉を動かすには?

そして、骨盤底筋には、尿を止める・肛門を締めるというように、自分の意識で動かせるものの他に、意識的には動かせないものがあります。

意識的に動かせないものは、横隔膜とそこにつながるお腹の筋肉を動かすことではじめて、機能的な動きを促すことができます。

そして、横隔膜の動きを最大限に利用するために必要なのが、正しい姿勢と深い呼吸なのです。

横隔膜

姿勢と呼吸。あたり前のことかもしれないけれど、やるとやらないでは大違い。

こうした意識とカラダづくりは、もちろん今の産後ママの健康を保つためにもとても大切なこと。

子供にとって、元気なママとの遊びは何より楽しい時間。どんどん成長する子供と、家族と、いろんなことが思いっきり楽しめるカラダづくり。まずは日頃の意識から始めてみませんか?


【この読み物の著者】

大林さんプロフィール

ブログ「女性のためのからだづくりのお手伝い Mom’s labody☆ 〜ペリネケアで女性としてよりすごしやすいからだへ〜」はこちら(リンク