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進級・卒園・引っ越し。環境が変わる幼児が、前向きに進むために親ができること。


もうすぐ春。春は変化のシーズン。進級や卒園、このタイミングで引っ越す家庭もあります。

子どもは変化に強い。でも繊細です。心の中にストレスをためこんでいることも。

新しい日々へ

靴箱が変わった、それだけでも不安

うちには5歳の息子がいますが、春はやっぱりそわそわ、イライラ。進級して下駄箱の位置が変わるくらいのことでも、なんだか不機嫌。

そういえば、1歳のときには保育園を転園しましたが、そのときも最初はずいぶんと泣きました。

卒園や引っ越しのときには、きっと不安はもっと強くなるでしょう。

悲しみをかみしめることの意味

人は悲しみに直面したときに「否認」→「絶望」→「受け入れて次へ」という3つの段階を踏むそうです。

このステップを飛ばしてしまうと、悲しみが消化されずに溜まってしまう。表面上は元気に見えても、あとあと問題が出てくることがあるそうです。

変化を嫌がって、いつまでも泣いている子どもを見るのはつらい。そこでついつい、「新しい場所で頑張ろう!」と早く次のステップに進めたくなってしまいます。

でもその焦りを親がこらえる。子どもが悲しんでいる時間を認めてあげる。

春は親も忙しい時期です。だからどうしても余裕が持ちづらい。そのときに、「これは必要なステップなんだ」と思えるだけで、少し気が楽になります。

受け止めるだけでいい

でも、具体的にどう接すればいいのか。

「嫌だという気持ちを、受け止めるだけでいいんじゃないでしょうか。」

保育園の先生からいただいたアドバイスです。

そばにいて気持ちを受け止める。新しい環境があたたかいものであると、ゆっくり伝える。

そこから気持ちを切り替えるのは、子どもの役割。親が子どもの感情を無理に変えることはできないんですよね。

私自身がよく反省するのは、「何で怒ってるの?」と声をかけてしまうこと。こう言われると、息子は自分の感情を否定されたと思うようで、さらに怒ります。

感情には、簡単に説明できるものと、できないものがあります。説明して、原因をつかんで、解決する。すべてこんなふうできれば苦労しませんが、大人だって難しいですよね。

子どもの様子を見ながら、すぐの解決を求めずに、「そうなんだね。そうかあ。」とただゆっくり受け止めてあげる。

そんな時間をできる限りつくっていきたいと思います。

変わらないこと

「親は子どもにとっての安全基地」だと、子育ての心理学で言われています。

安全基地があるから、子どもは健全に成長ができる。それをベースとして、子どもは外に出てまた戻ってくる。

安全基地では気が緩みます。だから、家ではちょっとしたことで怒ったり泣いたり。でも、それを親が変わらない態度・変わらない生活スタイルで受け止めてくれるから、また外で頑張れる。

外での変化が大きい時期。いつも以上の「変わらなさ」が大事なのだろうと思います。

成長を感じる季節

昨晩、布団から飛び出す息子の手足を見た時に、幼児から少年への成長を感じました。

いつの間にか大きくなっちゃったなぁ…。毎日見ているはずなのに、なぜかそんなことを思い、うれしさと寂しさが入り混じった気持ちになりました。

成長しているのに寂しいなんて、おかしいですけど。もっとゆっくりでいいよ、と言いたくなってしまいます。

今は息子のことなら大抵はわかります。でもこれから、どんどん親から見えない部分が増えてくる。正直不安です。

そのときに、親ができるのは変わらない安全基地でいること。

いつか子どもが自ら環境を変えたくなったときに、力強く飛び立っていくパワーを蓄えるためにも。