自分の子どもと相性の悪い部分


自分の子どもと、この点については合わない。そう思うことがいくつかあります。

以前にも書きましたが、私は4歳の息子の「スカートめくり」が苦手です。

たわいない悪戯だと頭では理解しているつもり。でも、どうしてもうまく受け入れられず、過剰に叱ってしまいます。

一方、夫は、食事のスピードが息子と全然あわない。

息子は周りがとにかく気になるタイプ。食事中もあれこれ気が散って気が散って。声をかけ続けないと、いつまでたっても食べ終わりません。

今だけのこと?それとも性格?

これは幼児期だけの行為なのか?それとも生まれもった性格によるものなのか?

この2つがきちんと区別できれば楽。「これは今だけの話だから」と余裕を持って接することができる。

でも、そんなに簡単に切り分けたり、見分けられるものでもありません。どちらか一方の話ではなく、両方が含まれているのだと思います。

だから、叱り方も難しい。子どもの「行為」を注意したつもりだったのに、なんだか「性格」まで直そうとしてしまっているなあ…。そう感じることがあります。

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単に相性の問題ではないか

「このまま行ったら、小学校に入って苦労するんじゃないか」

「いま、きちんとしつけてあげないと」

小学生という節目が見えてきて、よけいに焦るような気持ちになることも。

でも実は、夫婦それぞれ、「そんなに息子のことで過敏にならなくても」とお互いに対して思っているんです。

それであれば。こうも思います。そもそも直すような性格なのか。単に親子間で、その部分の相性が悪いだけではないか、と。

トゲのある食卓

食事の話でいうと、夫は自分が食べ終わった後に、食卓に長々といる時間がもったいない。でも、家族みんな一緒に「ごちそうさま」と言いたい、という気持ちがある。

その結果、あまり意味のない掛け声を息子に連発してしまう。

「あと5分!」

「そう、そこのほうれん草!」

「集中して!」

「よくやった!ナイス!」

「左手!お茶碗!」

「足!足!」

できるだけ優しく声をかけているつもり。でも、言葉の中にトゲがあることは。私も。息子も。夫本人もわかっているんです。

その家庭なりの解決策をつくる

こういうときに、子どもに合わせ、笑顔で受け入れる「完璧な親」になる。それができたら…苦労しませんよね。では、どうしたらいいのか。

その家庭なりの、「現時点では一番マシな」解決策を決めるしかないのだろうと思います。

最近夫は、自分の食事が終わるとそのまま本を読むようになりました。

一応、本人なりのルールがあるようで、携帯・漫画は見ない。

そして、食事中の息子の気を散らさないように、変な姿勢で本を隠しながら読んでいます。

育児書通りのきちんとした対応とはとても言えません。でも、刺々しい食卓の雰囲気よりはずっといい。

これから先、息子が食事中ずっとスローだったしても。こんな風にきっと何かやりようはあるよね。そう思えました。

一段上の難しさ

この先もっと性格であわない部分も出てくるだろうと思います。友人から、「下の子と○○の点について性格がどうしても合わない」という話を聞くこともあります。

そして思春期になれば、別の次元の大変さがありますよね。自分の過去を振り返ってもそう感じます。

認めるからこそ、気づくこと

いい親でありたい。

そして、そう願えば願うほど。自分と子どもとの間に相性の悪い部分があると思うことに、負い目を感じてしまいます。

だけど、それは子どもを独立した人間として認めているからこそ。

大切なのは、認めた上で、そこからどうやっていい親子関係を築いていくか。

相性の悪さを認め、そらす

子どもとうまく歩調が合わないなあ、と感じるとき。それを矯正したり、無理に親が合わせるのではなく、うまくそらす方法を考える。

それは決して子どもを避けているわけではなく。

正面からイライラとぶつかって「ご飯食べなよ!」というのとはまた違う、子どもとの向き合い方なのかな、と思います。

そして、いいことに気がつきました。本を読んでいる暇があったら。夫にお皿も洗ってもらえば一石二鳥ですね。