子どもの自己肯定感を高めるために。親自身も。


子育てをしていると、「自己肯定感」とか「自尊感情」という言葉を聞くことがあります。

簡単に言うと、「私は私のままでいいんだ」と、自分のことを認められる力。

幼少期にこの力を身につけることが、自立した人間になるためにとても大切だと言われています。

育児書を読むと、そのためにどう子どもと接するか。どんな言葉がけがよくて、どんな叱り方がいけないか。事細かに書かれています。

読んでいてなるほどなあ、と思うことが多く、日々の育児の参考にしています。

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親自身の自己肯定感

最近よく考えるのは、「親自身の自己肯定感」。

「私は私のままでいいんだ」と、親自身が思えれば、それが自然に子どもに伝わっていくのではないか、と。

でも、自信満々に「親業」をこなしている人なんて、ほとんどいませんよね。

私の実家の母でさえ、いまだに「自分の子育て、正しかったのかなあ。あの頃は若かったし、無我夢中だったから」なんてぼやいたりします。

「これでいいのかな」と、手探りの毎日。たくさん失敗して、反省したり、開き直ったり。

そんな状態で、自己肯定感を持つのは難しい。以前はそう考えていました。

親の自己肯定感にだって、条件はいらない

子どもに「君は君のままでいいんだよ」と伝えるとき。そこにはなんの条件もつけません。「無条件の肯定」です。

勉強ができるから、とか、明るい性格をしているから、とか。「条件付きの肯定」ではなく、子どもの存在を認めてあげたい。

子どもにそう言うのなら。同じように親だって、「無条件の肯定」で自分自身を認めてあげないと。

子どもを認め、子どもに認められる

出産を機に、私たちをとりまく環境は激変します。

女性の場合、このタイミングで退職を選択する方も多く、復職しても時短勤務になるなど、子ども中心の毎日になる方がほとんど。

その結果、自分を評価する機会が、「親としての私」だけになっていく。そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そうではないんです。子どもが生きているだけですばらしいと思うように、私たちだって生きているだけですばらしい。

なかなか自分ではそう言えないですよね。そう言葉にして言ってもらえる機会もあまりないですし。

でも、目の前の子どもが、毎日泣いたり、笑ったり、怒ったり。

全身全霊で立ち向かってきてくれる。それは、子どもが親のことを肯定しているからこそ。

認めない相手にたいしては、全力でぶつかりませんよね。

子どものことを認めてあげている一方で、私たち親も子どもに認められている。

子育ては一方通行ではない、とよく言われますが、本当にそうだなあ、と思います。