▶︎▶︎発送・お問い合わせについてご確認ください:8/11日(金・祝)〜8/16(水)まで夏季休暇をいただきます

音楽をテーマにした絵本(くまの楽器店)


コトノカのスタッフが定期的に絵本を紹介するコーナー、「絵本大好き!」。今回は、音楽をテーマにした絵本をご紹介します。

安房直子さん作。こみねゆらさん絵。「くまの楽器店」。

トランペット。ハーモニカ。カスタネット。そしてたいこをテーマにした、4つのお話が収められています。

IMG 31422

童話を元にした絵本

野原のまんなかに、小さなお店。中にはたくさんの楽器。

店主は、緑のベレー帽をかぶったくま。

この店には、大小の問題を抱えた客がやってきます。

雨に飽きちゃった男の子。育てたぶどうがすっぱいおじさん。

おなかがすいたねずみ。さむがりなうさぎ。

困った顔をした客に、くまの店主はにっこり笑いかけます。

お客さん、それならいい楽器がありますよ。

もともとは、安房さんが1979年に発表した童話。30年を経てこみねさんの解釈で絵がつけられ、新しい絵本として生まれました。

そのため、会話や情景説明がきちんとはいった文章です。書店で見つけ、とても気に入りました。でも4歳半の息子にはちょっと早いかな…と思いながらの購入でした。

案の定、一度目の読み聞かせは、途中で飽きてしまいました。ただ、その後自分で絵本棚から何度もひっぱり出してくるので、感じるところがあるようです。

対象年齢は、年少・年中あたりから、小学校低学年くらい。

上質なメルヘン

ちょっと昔話を思わせる、上品であたたかみのある言葉づかい。そこに寄り添う、こまやかでやさしい絵。

宮沢賢治の世界にも通じるメルヘンです。舞台の季節は、秋から冬。

くまが手渡す楽器は、不思議な力を持っています。でも、それは大げさに語られるものではありません。

おだやかに。しかし確実に。お客さんの抱える問題を解決していきます。

導入としての絵本

息子は近所の先生のところでピアノを習っています。今のところ楽しそうにやっていますが、まだまだ自分の指を動かすことしか頭にありません。

音楽の持つ力。少しでも感じてもらえたら。そんな気持ちでこの本を選びました。

音楽に限らず、子どもが興味を持っているものの導入として、絵本は活用できます。

絵本のいいところはその多様性。食事や遊び。山や海。昆虫や恐竜。民話や外国。探しているテーマはきっと見つかります。

我が家もそうなのですが、4歳以降は漫画雑誌に興味が移っていく子も多いですよね。

それも悪くありません。ただ、ときには本屋さんの絵本コーナーに立ち寄ってみる。いろいろアイデアが浮かぶと思います。

くまの楽器店

くまの楽器店