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子どもの気持ちに先回りをしない


「今日…保育園いくの?」

朝、4歳の息子がときどき発する言葉。ちょっと気だるそうな顔でこう言われたら、どう答えますか?

夫は息子に尋ねました。

「なんで?行きたくないの?そんなに行きたくないなら、行かないでもいいよ」

穏やかな口調でした。しかし息子の反応は予想外。泣きそうな顔で、

「違う!そうじゃない!いくの?って聞いただけだよ!聞いただけじゃだめなの?」

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なぜか、子どもの機嫌を損ねてしまう

こういうことが、ときどきあります。子どもの気持ちをくんで言ったつもりが、怒り出す。

多くの場合、寝起きなど、子どもの機嫌がよくないときに起こります。だから親も気にしません。「はいはい」と受け流しておしまい。

ただ、今回に関しては、言い方をもう少し変えてもよかったのかもしれません。

「保育園に行くの?」という息子の口調や表情を見れば、できれば家で遊んでいたいなあ、と考えているのは、親にはすぐにわかります。

でも、その気持ちに先回りして、「行きたくないなら、行かなくてもいいよ」と決めつける。たとえ優しい口調だったとしても、息子にとっては納得のいかないことだったのでしょう。

息子だって保育園に行かなければいけないことは理解しているんです。親だって急に仕事は休めない。

もし「それなら保育園には行かない」と答えたら、親がうまく言葉を変えて、最終的にやっぱり保育園に行くよう誘導することを、子どもはわかっているんです。親、ずるいですよね。

子どもの気持ちに先回りをしない

大人も同じ。自分の気持ちを見透かされるようなことを先回りして言われると、つい反発したくなる。本音を言いたくなくなる。

しかも、それが自分を誘導する意図を持つものならなおさらです。

幼児であっても、もうこういうことがわかるんだ。私にとって新しい発見でした。

夫も、そうだよね、これはパパがわるかったね、と息子に謝っていました。

子どもの気持ちを深読みしたり、決めつけたり。結論を求めすぎたり、白黒つけたがったり。

幼児期は語彙が足りないし、その心も読めます。だからといって、先回りはしない。子どもの気持ちをまずしっかりと受け止めよう。

とはいえ、日々奮闘中

でも、朝の質問にどう答えればよかったんだろう?

優しい声で、「保育園?行くよ」。

ここで一度切って、次に息子が言葉を発するまで、なにも言わずじっくり待つのがいいでしょうか。しかし、朝は忙しいんだよなあ…。

子育てには正解がないから悩みます。

でもこうして、子どもに日々大切なことを教えてもらっています。