フランス子育て日記:会いたいきもち(後篇)


前篇(リンク)からの続きです。

Aちゃんとの楽しかった再会の時間は、あっという間でした。

誰かに会いたいと思って、お別れがさみしくて泣いてしまう。うれしい気持ち、さみしい気持ちを自然に表現できるのはうれしいこと。そして会いたい人がいるって、本当に素敵なことです。

そういえば、こちらに引っ越してきて数か月が経った頃でしょうか。ねえママ、それでわたしたち、いつ日本に帰るの? と娘からの質問。

日本に旅行に行くということかな?と思った私は、そうねーいつ行こうかな。まだ決めてないんだけど。 そろそろ日本に遊びに行きたくなった?と答えました。

でも、違ったんです。どうやら娘は、いつものようにフランスに遊びに来ていると思っていたみたい。しばらくフランス での生活を楽しんだので、そろそろ日本に帰ろうかと思い立ったそうです。

移住に関しては、主人と一緒に、根気よく何度も子供に説明しました。それに今ここに私たちの新しい家があって、幼稚園にも通い始めたよね。

でも、きっとそれって大人の常識なんでしょうね。だって娘は、生まれてからずっと日本で生活してきました。娘にとってのフランスは、年に1度か2度、休暇で遊びに来るところだったんです。

もうなんでもよく理解しているんだろうと思っていると、まだたまにこういうことがあります。そろそろ6歳、でもまだ産まれてたったの6年。わからないことも、たくさんあるんだよね、きっと。

その後も、明日は幼稚園がお休みだから、お友達に会いに日本に行こうか!と、たまに思い付いては母を困らせてくれますが、それもまあ仕方ないか。

航空券の予約が当日だと難しいっていうのも、大人の事情だしね。

さて、移住後のこと。週に1度はSkypeで私の両親と話しています。顔が見えると、すぐそばにいるみたいですよね。おかげで私はまだ、深刻なホームシックには、なっていません。

でも、子供はずっと座って話すのって難しくて、すぐに飽きちゃう。そして、自分が好きなおもちゃや描いた絵を持って来たり、果ては歌と踊りの披露まで。

娘のすることを見て、息子もまったく同じことをします。それはそれは、にぎやか。 とてもじゃないけど、落ち着いて話せません。ねーちょっとー!お願いだから、静かにして一緒にお話しようよ!

すると娘は言いました。

あのねママ、お話しはお電話でもできるけど、Skypeだとお顔が見えるでしょ。パピ(フランス語でおじいちゃん)とマミ(フランス語でおばあちゃん)が、同じお部屋にいるみたいでしょ。

ふたりが見てくれているところで遊んでる感じが楽しくて、好きなの。

一緒にいるみたいな気持ちがするから、うれしいの。だからわざと、そうしてるんだよ。

えーそうなんだ!母は、ただあなたに落ち着きがないだけだと思っていました。やめてって言って、ごめんね。

もしかして、会いたいけどすぐには会えない、それを解決するための娘なりの考えだったのかな。

離れているからすぐには会えないけど、今はとっても便利な時代。今日も水曜日、Skypeでパピとマミに会える日です。

わーい! 

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