音に誘われ、夏の夜散歩


ある夜のこと。

ドン!

(…なに?)

ドン、ドン!

(お隣さん、暴れてる?)

不審に思い外を見ると、家と家の隙間からちらっと見える花火。おとなりの駅、立川の昭和記念公園で花火大会の日でした。

「花火だよ!よく見えるところまでいこうよ!」

次男を片手に、長男と夫を呼び、そのまま外へ。

「こっちのほうが見えるかな?あ〜あのビルがじゃまだ。あの小脇の道ならどう?」

ちょっとそこまで、のはずが花火を求めてずいぶんと遠くまで来てしまいました。いい具合に大輪の花火が見えるスポットを発見。

「た〜まや〜 かーぎや〜 って言うんだよ」と言うと、長男は大笑い。うへへと言いながら花火があがるたびに「たーーまやーーー」。

すると。赤い光と祭りばやしの音。近くで盆踊りだ!

お財布もってきていないから何も買えないよ…と会場へ行くと。

盆踊り

子ども2人に光る腕輪をもらえました。

思わぬプレゼントに家族一同大喜び。私も気分が高揚していたのか、「とくべつよ」と17キロになる長男を抱っこしての帰り道。そこには、同じように音に誘われ外に出てきた人々。

ふらふらと、着の身着のまま不思議な夜8時の散歩。湯上がりのボサボサ髪。はしゃぐ長男。初めての盆踊りに目をシバシバとさせる次男の顔。

携帯もないから写真も撮れなかったけど。この幸せな時間は、ずっと忘れないだろうなと思います。