2014年9月30日
秋を感じる花選び
金木犀の香りで感じる、秋。 自転車に乗っていると、ふっと懐かしい良い香り。キンモクセイです。 いつも…
Kotonoca
風通しのいい暮らしを。コトノカ。
昨日のブログを読んだ夫が、
「そういえば・・・」と大学時代の思い出を聞かせてくれました。
夫のゼミの教授は、イラン文化研究の先駆者で、
女性ながら、まだ日本人がまったくいない頃のイランに単身留学した、
とても大胆な方だったそうです。
その方が授業で、
「イランでは、どれだけたくさんの詩を暗唱できるかで、人の価値が決まる」
とおっしゃっていたと。
お金の有無や、社会的な成功をいばったところで少しも尊敬されず、
「で、あなたはどのぐらい詩を覚えているんですか?」
と返されてしまうのだと。
残念ながらイラン人の知人はいないので、これが本当の話かはわかりません。
かつては本当にそうだったのかもしれませんが、現代では変わってしまっているかも。
そんな気もします。
でも、詩をたくさん覚えたら尊敬される、って素敵ですよね。
そんな価値観もあっていいんじゃないか、と思います。
でも自分自身を振り返ってみると、
完璧に暗唱できる詩なんてひとつもありません。
いくつかうろ覚えのものがあるだけです。
なんだか悔しくなってきてしまったので、
家にある何冊かの詩集を、久しぶりに引っぱりだそうと思います。