現在表示されているページ

 

フランス子育て日記:旅の思い出、シャンティイ篇


パリから北に向けて、車で走ること40分。広大な林の中の1本道を抜けたところに、シャンティイ城はあります。

西洋の昔話のお姫様が住んでいるシャトー(お城)のイメージそのまんま。日本のお城とはまた違った良さに、テンションが上がります!白亜の塔に、お堀の水がきらきらと反射して、それはそれは綺麗。

F23 1

ソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」という映画をご存知ですか?

老舗洋菓子店のラデュレ提供のスイ ーツが話題になった映画です。あの映画の舞台はベルサイユ宮殿ですが、シャンティイ城も同じ、きらびやかな雰囲気。

このお城、代々この地方を治めていた有力者の居城だったとのこと。庭園は、ベルサイユ宮殿の庭園の設計者による作品だそうです。

娘は、大好きなプリンセスのおうちに来ちゃった気分。息子も、城内のぴかぴかに魅了されているようでした。

電気のない時代、鏡や金属で装飾を施すのは、室内を明るく見せるために有効な技法だったようです。まぶしいほどの装飾が施された室内。この部屋で生活するなんて、ちょっと落ち着かない気もします。

F23 2

城内の一部は美術館になっています。その美術館内で、日本からのツアー客の一行に、偶然行き会いました。

素知らぬ顔をしつつ、そのツアーのガイドさんのそばを、一家でうろうろ。子供も、あ、日本語だよ!と気づきました。ふーん、 へえーと感心しながら、ちゃっかり説明を聞いて大満足。

そして私が気に入ったのは、なんといっても図書室です。図書室と言っても、普通の市立図書館くらいはある大きな部屋。本そのものが美術品と言えそうな書物が、壁一面にぎっしり。

歴史を感じるその蔵書1冊ずつが、とても価値のあるもの でしょうね。

いいなーここでゆっくり読書できたら、なんて幸せ。そして奥の厨房から、銀のティーセットでお茶とお菓子が運ばれてきたら、もう最高。

…と、ちょっと妄想入ってしまうほど、居心地の良い図書室でした。

F23 3

庭園は、まだ石像もビニールをかぶせられ、花もなく冬仕様。がんばって静かに見学していた城内から出て、子供は思う存分走り回ります。

おやつも広い庭園のベンチでぱくぱく。フランス式庭園って、植込みがシンメトリーで迷路のような つくりになっていて、面白いです。

今度はもっと暖かい時期に来たいねと、家族で話しました。陽ざしの中で輝くお城と、花が咲き乱れる庭園を見るために、夏にまた訪れたいと思う素敵な場所でした。