フランス子育て日記:旅の思い出、シャルトル篇(前篇)


子供の通う幼稚園では、3月前半に2週間の冬休みがありました。3月なのに「冬休み」という名前。春休みでは?と思ってしまいましたが、これが冬休みだそうです。

休暇のうち、前半1週間は家族でフランス各地を旅行することに。さっそく車で出発です。まず目指すのは、パリ方面に向かう高速道路沿いにある、シャルトルという街。

シャルトルは、パリから南西に約80キロ。古来カトリック教徒の巡礼地として栄えてきた街です。

午前中に出発して、途中に一度ランチ休憩をしました。お天気にも恵まれて、ピクニック気分。持ってきたサンドイッチと果物をほおばります。食べたら、子供は外を走り回ってリフレッシュ。

車にじっと座っていることって、子供にはけっこう大変なことですよね。がんばれがんばれ、あと少しで到着だよ。

そしてナントから3時間。ようやくシャルトルに到着です。この街には、シャルトルのノートルダム大聖堂に訪れるためにやってきました。ユネスコの世界遺産に登録されている大聖堂です。

シャルトルの街に入るころ、遠くにうっすら見えはじめた大聖堂。あれあれ、なにか不思議な感じ。近づくにつれて子供も、みてみてー形がちがうよ!と興味津々です。

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そう、この大聖堂の2本の塔は、左右それぞれで建築された年代がまったく違うため、その建築様式が異なるのです。はじめは違和感を覚えますが、やがて、その微妙なバランスのもたらす美しさのとりこになります。

子供も気に入ったようで、後日シャルトルでの写真を見ていた時のこと。シャルトルの大聖堂、形がかわいかったね、ふたつの塔がちがう形だったよね。えらい!ちゃんと覚えていました。

大聖堂で、ろうそくを奉納したことも、印象に残っているようです。

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大聖堂の中は、本当に荘厳な空間です。隅々まで細かい彫刻が施された、そのたたずまい。

こんなに大きく美しいものを、昔の人がどうやって作ったのかと、不思議なほど。宗教は違っても、その神聖な空間には心が洗われる感覚があります。

この大聖堂は、ステンドグラスの青色がきわだって美しいことでも有名。その澄んだ青色が、子供の記憶の片隅にも残ってほしいと思います。

後篇につづきます。